主要取扱分野と業務経験

劉淑珺弁護士は環球法律事務所日本業務チームの責任パートナーであり、主要勤務地は北京と上海です。

 

劉弁護士は長年にわたり、中国に進出する日系企業及び日本に進出する中国企業の両方に対し、外商投資、M&A、労働、外為法、国際貿易、紛争解決等の幅広いリーガルサービスを提供しているほか、主に独占禁止法及び不正競争防止法、コンプライアンス及び危機処理業務に注力しています。劉弁護士は十五年余りにわたり、医薬品、TMT、自動車及び自動車部品、金融、商業運営、不動産、海運、化学工業、食品、生活消費財等、多岐にわたる業界のクライアントにサービスを提供してきました。

 

近年の代表的な案件

  • 日本の海運大手3社の代理人として、コンテナ船事業の統合について、中国における事業者結合申告及び中国事業の統合に係る会社法サービスを提供しました。
  • 複数の港湾運営会社の代理人として、中国国家発展改革委員会による港湾企業の市場支配的地位の濫用行為に対する調査への対応を行い、さらにコンプライアンスサービスを提供しました。
  • 某外国機械生産会社の中国事業における不正行為について、社内調査のサポートを行いました。
  • 某多国籍電気通信会社の代理人として、中国事業の再編及び日常的なコンプライアンスについて、リーガルサービスを提供しました。その内容は、持分出資、持分譲渡、増減資、子会社の株式会社化改革、「新三板」への上場、サイバーセキュリティ、プライバシー保護等多岐にわたりました。
  • 中国国家発展改革委員会が国際海運企業の自動車船輸送事業に関わるカルテル行為に対して実施した独占禁止調査において、初めてリニエンシーが適用された日本海運企業を代理し、法的責任の完全な免除を勝ち取りました。
  • 某外国バッテリー生産企業の代理人として、別の多国籍企業のバッテリー生産事業の買収という世界規模の取引において、中国における持分の買収、事業者結合申告、不動産、環境保護、労働等の多方面にわたる中国法サービスを提供しました。
  • 著名半導体サプライヤーの代理人として、中国某国有企業との合弁事業からの撤退について、持分譲渡、解散・清算、土地、環境保護、労働等に係るリーガルサービスを提供しました。
  • 某大手不動産開発企業の代理人として、中国におけるオフィスビルの運営事業について、事業者結合申告、持分譲渡、オフィスビルのマスターリース契約、労働等に係るリーガルサービスを提供しました。
  • 某日系総合商社の代理人として、自動車販売事業の再編、数十社の中国子会社の持分譲渡、解散・清算、新規合弁の設立等についてリーガルサービスを提供しました。
  • 日本最大手の家電製品販売企業の代理人として、中国における店舗の開設、不動産買収、マスターリース契約、労働、広告、消費者保護等日常ビジネス運営中の幅広い中国法問題について、リーガルサービスを提供しました。
  • 某大手ショッピングセンター運営企業の代理人として、中国十数か所のショッピングセンターの開設及び日常運営について、リーガルサービスを提供しました。
  • 医薬品、自動車、TMT、食品、化粧品等の複数業界の多国籍企業に対し独占禁止、不正競争防止、社内不正行為の調査等、日常的なコンプライアンスに係るコンサルティング及び研修サービス等を提供しました。

職務経歴

2018年-現在 北京市環球法律事務所

2016年-2018年 上海市方達法律事務所

2009年-2016年 北京市金杜法律事務所

2008年-2009年 森・濱田松本法律事務所中国室(東京オフィス 研修)

執務資格

中国弁護士資格

学歴

日本国東京大学法学政治学研究科 法学修士

北京大学法学院 法学修士

中国人民大学法学院 法学学士

受賞歴

劉弁護士は2020年、LEGALBANDにおいて独占禁止法及び競争法分野の特別推薦弁護士に選出されたほか、「The Legal 500 Asia-Pacific」においても独占禁止法及び競争法分野の特別推薦弁護士に選出されました。

使用言語
中国語、英語、日本語
GLO論文等