主要取扱分野と業務経験

孟潔弁護士は環球法律事務所北京オフィスのパートナーであり、主にネットワークセキュリティ及びデータコンプライアンス、個人情報及びプライバシー保護、電子商取引、ネットワーク法に関する業務を取り扱っています。

孟弁護士は、環球法律事務所入所以前、ノキア等のフォーチュン500に入選している多国籍企業や有名法律事務所に10年以上勤務していました。この期間には、多数の契約額が1億人民元を超える大規模集団企業入札プロジェクトにリーガルサポートを提供した経験を有し、M&A、ベンチャーキャピタル等の分野において豊富な経験を持っています。

孟弁護士はTMT分野、特に電気通信、インターネット、人工知能分野の市場参入、規制要件、許認可・ライセンス、データコンプライアンス、広告、及び権利保護について豊富な実務経験を有し、企業内で中国、欧州、米国の法規定に基づいたデータコンプライアンスシステムを構築した経験を持っています。

職務経歴

孟弁護士は以前、グーグルとフォルクスワーゲンが投資した人工知能ユニコーン会社である「出門問問」のゼネラルカウンセル及びデータ保護責任者(DPO)を務め、法律、コンプライアンス、知的財産権、政策研究及び政府関係等の業務を担当していました。この期間、孟弁護士はチームを率いて、国内外の事業運営、企業戦略、IPOの準備及び投融資、政府関係事務、企業の国内外における知的財産分配及び紛争解決、国内外の政策研究をサポートするとともに、内部コンプライアンス体制に適合するポリシー、ガイドライン、手順及び基準(腐敗防止/詐欺防止、データ保護及びプライバシー、製品の品質及びサプライチェーン管理、貿易コンプライアンス関連)を策定・実施しました。また、中国、米国及びEUの法制に従って、さまざまな法域でデータ保護プロジェクトを実施しました。

また、孟弁護士は以前、科韜広告(中国)有限責任公司の大中華地区首席法律顧問を務め、国内外における広告事業の運営及びグローバルプロジェクト(プライバシー及びネットワークセキュリティを含む)に関するリーガルサポートの提供を担当しました。

執務資格

中国弁護士資格

学歴

北京大学 法学学士
米国テンプル大学 法学修士
中国海洋大学 経営学修士

主要著作

「企業再編プロジェクトの不確実性と政府との効果的なコミュニケーション」
「中国公益信託の法的枠組み構築に関する議論」
「AI企業向けのデータコンプライアンスに関するグッドプラクティスの模索」
「FaceBook事件、AI業界のデータコンプライアンスについて考える」
「GDPR発効、中国及びヨーロッパの法律に基づいて企業がデータセキュリティコンプライアンスシステムを構築する方法」 
「個人情報セキュリティ影響評価ガイド」(意見募集稿)に従って-企業によるPIA実行の方法論についての議論」
「企業がユーザーの個人情報主体としての権利を通知及び保護する方法」
「スターバックスとアリババが“ニューリテール”で協力、ビジネスとデータコンプライアンスを組み合わせた詳細なレビュー」
「Microsoft、Facebook、Google、Twitterが共同でデータ移行プロジェクトを開始:データの移植性のためのオープンソースイニシアチブ」
「プライバシーポリシーの作成に関する調査報告書」
「カリフォルニア州IoTデバイスサイバーセキュリティ法のIoT法への影響」

各国データ保護法の翻訳物(代表的なもの)
「カリフォルニア州消費者プライバシー法」、「ブラジル一般データ保護法」、「インド個人資料保護法」、「ロシア連邦個人データ保護法」、「NIST中小企業サイバーセキュリティ法」、「カリフォルニアIoTデバイスサイバーセキュリティ法」、 「米国連邦プライバシー保護法制に関する重要文書」、「欧州連合内における非個人データの自由な移転に関するフレームワーク規則」等。

使用言語
中国語、英語